futariの、futariによる、futariのための、世界にひとつだけのワイン!こんな特別なワイン作りの体験ができるのは、年にたったの15人。毎年2月〜12月までの10ヶ月間、ぶどう栽培からワイン醸造までを体験できる実践型のマイワイン教室を山梨県の勝沼サッポロのワイナリーが主催されています。今回futariは倍率の相当高いこの貴重な教室に参加するチャンスに恵まれました。
「厳正なる抽選」とはいえ、相手だって人間です。この人にワイン作りを体験させてあげたいな、と思ってもらえるように、応募するためのハガキにはfutariそろって思いの丈をめいっぱい熱〜く綴り、絵も描き添えて、願掛けしてからの、投函。正直、結構自信はありました。二人揃っての当選のお知らせに大喜び!毎回テイスティングもあるのでレンタカーで、というわけにはいかず、バスに乗って寒い寒い2月に勝沼に向かったfutariなのでした。
スケジュールはこんな感じ。
1回目(2月):ぶどうの樹の剪定
2回目(5月):芽かき作業、枝の誘引作業
3回目(6月):枝の誘引作業、摘心作業
4回目(9月):ぶどうの収穫、仕込み作業
5回目(12月):瓶詰め、コルク打栓、ラベル貼り
本当に一から体験することができるので、まさにマイワイン。とはいえ、私たちが現地を訪問するのはこの5回だけなので、毎月写真とともにぶどうの生育状況をワイナリーのスタッフの方がメールでお知らせしてくれます。
「ぶどうの樹には前回教室の翌週5月22日から花が咲き始め、26日には満開となりました。」「連日39度前後の暑さの影響で「日焼け」と呼ばれる症状が出ていますが、症状が出た房は一部で大部分のぶどうは健全な状態です。」
11月に入ってからは発酵の状態をお知らせしてくださり、手塩にかけて、とはまさにこのこと。メールが届くたびに、まるで自分の娘か孫の様子でも伺っているかのように、にんまりと嬉しくなります。
4回目と5回目の間、9〜11月頃には、futariでワインラベルのデザインを練ってメールでデータを送信。この作業もfutariにとってはとっても楽しい!いっぱいディスカッションをした結果、二つのボトルを並べて一つに見立てるような、そんなfutariらしいデザイン構成にしてみました。
最終回は、10ヶ月を振り返って、ついに終わってしまった・・・と一抹の寂しさもありましたが、出来上がったこの12本のワインが楽しい思い出の証。futariの人生が重なって、futariで共有した時間のカケラひとつひとつが記憶刻まれて、そして積み重なっていくことに、深い喜びを感じているのでした。