以前から興味があった「ペア駅伝」なるものに人生で初めて参加しました!二人一組になってリレー形式で途中でバトンを渡し、二人でフルマラソンの距離である合計42.195kmを完走する、というもの。二人が伴走するわけではありませんが、一人では絶対にできないことのひとつ。二人だからこそ。今回は、第一走者が27. 6kmを、第二走者が14.6kmを走るというコース設定となっていました。
しかも、開催場所はなんと、魅惑の京都です!コースの途中には、有名なお寺や大文字、京都御所などの観光名所が目白押しで、長時間走っていても絶対に飽きないことはもちろん、給水所では京都の銘菓である生八つ橋などが提供されるのです!食いしん坊なfutariは、自分が走る給水所に何が置いてあるのか入念にチェックです。第一走者Kazutoのお目当ては生八つ橋、第二走者Nozomiのお目当てはイチゴに決まり。
集合場所が別々だし、走っている間は一人なので、走る前は少し寂しいな〜と思ったのですが、パートナーからバトン(今回は、京都らしく西陣織のタスキです)を渡されて、二人で一つのことを成し遂げるという感慨深さと、ゴールしたらパートナーが待ってくれているという安心感で、心にいた小さな寂しさもいつの間にか消えてしまっていました。
第二走者は距離も短いので多少無理しても大丈夫。スピードをいつもよりもちょっぴり上げても、足は意外とスイスイと前に出ていきます。周りの走者の皆さんはほとんどが一人で42.195kmを走っているので、第二走者の私はまさかの「ごぼう抜き」!!なかなか快感です。初体験。雨が降って足元が泥でぐちゃぐちゃの賀茂川沿いは走りづらかったけれど、沿道からの応援にも励まされて難なくゴールまでたどり着きました。
ゴールの後は、みやこメッセで合流。ペットボトルやおにぎり、完走メダルなどを受け取って。無料で配られる温かいお味噌汁で塩分も補給して、ホっと一息。ああ早く湯船に浸かりたい。
二人で励ましあいながら42.195kmを伴走し続けるというマラソンの楽しみ方ももちろんありますが、パートナーが今どこを走っているのかな、登り坂で苦しくないかな、とそわそわ想いを巡らせながら待つ時間もなんだか愛おしかったです。何より、第一走者の給水所にしかない生八つ橋をこっそりと私の分までもらってきてくれたのを見たときは、思わず口角が上がってしまいました。